ベラジョンカジノでの賭けは違法なのか

カジノ

ベラジョンカジノでの賭けは違法なのでしょうか。これが気になる理由はよく分かります。というのも、日本においては賭博は違法とされているからです。ベラジョンカジノで行われていることは確かに賭博であり、そんなことをして良いのかという疑問が生じてもおかしくはありません。これは、突き詰めると完全に全く何の問題もないとは確かに言いきれない部分があります。一方で、ベラジョンカジノで賭けをすると警察に逮捕されるのかというとそれもまた言いきれない部分があります。そういう意味では白とも黒とも言い難いグレーだということになるでしょう。

どうしてこんなグレーなことになっているのか、法律というものはあいまいな部分などあってはならず、白か黒かをはっきりさせないといけないのではないかと思う人もいるかもしれません。その気持ちは分かるのですが、これは法律の条文の問題ではなくて、実際の運用に理由があります。法律の条文だけを見れば、カジノでの賭けは確かに賭博罪に当たります。これは否定できません。法律上は、何か偶然によって結果が左右されるような物事に対してお金を賭けて勝負をすることが賭博罪に当たるとされています。カジノでのゲームは基本的に全てが偶然によって結果が決まるわけで、それに対してお金を賭けていることになりますから、どう考えても言い逃れはできないでしょう。法律に触れるかどうか、合法なのかどうかということであれば確かに違法だということになってしまいます。

ではグレーも何もあったものではなくて、間違いなく黒だということにはならないのでしょうか。実は話はさほど単純なものではありません。法律の条文上はそうでも、実際の運用としては異なるからです。実際の運用というのは、要するに法律違反をしたときに警察に逮捕されたりするのかどうかと考えてもらって差し支えありません。このような例は世の中には決して珍しいことではありません。可能性としてどうかということは別にして、あくまで普通はということで言えば、例えば自転車での信号無視などが挙げられます。自転車もれっきとした車両であり、当たり前のことですが信号無視は立派な道路交通法違反です。ですが、よほど悪質とか何度も繰り返しているとか、あるいはそのために現に交通事故が起きたなどといったことでも無い限りまず逮捕されたりすることはないでしょう。それと似たようなことが賭博罪でも当てはまるのです。

それはどういうことかというと、賭博罪は、単に賭けをしたプレイヤーだけが逮捕されることは運用として考えられていないということです。つまり、賭けの胴元、親、あるいは運営会社とセットでない限り逮捕されたりすることがないのです。プレイヤーだけしょっ引いても意味がないというか、社会の悪を取り去ることにはならないという考え方が根底にあるものと思われます。日本のニュースでも賭博罪での逮捕劇が流れたりすることがありますが、これは全て胴元のみ、あるいは胴元とプレイヤーがセットで逮捕されているはずで、賭けに参加したプレイヤーだけが逮捕されたケースはないはずです。

ベラジョンカジノの胴元は言うまでもなく日本にはいませんし、日本人でもありません。海外にいる外国人に対して日本の法律が適用できるはずもありませんから、実際問題として胴元を日本の警察が捜査したり逮捕できようはずがなく、そのために賭けに参加した日本人が逮捕されたりすることもないのです。もちろん、賭けに参加する人は日本に住んでいても全く何の問題もありません。なお、蛇足ではあるでしょうが付け加えておきますと、では胴元は海外の警察に逮捕されたりする可能性はないのかと思われるかもしれませんが、もちろんそんな可能性はありません。海外においてはカジノというか賭博が全く合法な国も数多くあり、ベラジョンカジノはそのような国を拠点にしているためです。

ということでグレーという意味が分かったでしょう。厳密に言うと、法律上は違反しています。違法です。ですが、法に触れることをしているから逮捕されるかというとそんなことはないということです。ただし、運用は変わる可能性があるということは心に留めておいたほうが良いかもしれません。法律は法改正をしない限りは変わりませんが、運用というのはお上の考え方一つで変更になる可能性があります。昨今、ベラジョンカジノを初めとするオンラインカジノサイトが人気を集めているのは間違いなく当局も把握しています。あるいは、今後は日本にも本格的なカジノが建設されるという機運も盛り上がってきています。このような状況下において、この際だから運用というあいまいなものを廃止して誰でも分かりやすいものにしようと考える人が出てきても不思議ではありません。ですから、今後も全く逮捕される可能性はないかというとそのような保証は一切できませんので注意して下さい。